ペインクリニックとは

診療スタッフ

 「ペイン(pain)」は、英語で「痛み」を意味します。「クリニック(clinic)」は「診療所」を意味します。ですから、「ペインクリニック」は、「痛みの治療をする診療所」となります。

 痛みが強くなると、生活の質(QOL)と日常生活動作(ADL)を低下し、それにより精神的苦痛が発生します。痛みに精神的苦痛が重なると、痛みからの回復がより困難になります。したがって、早く痛みを治療することが社会復帰の一助となると我々は考えます。難治性の痛みに悩まれているのであれば、一度、ペインクリニック科の門戸を叩いてみてください。

 当科に初めて受診する場合、紙による問診票の記載と診察の際の情報収集に時間を要します。時間的余裕も持って、御来院ください。

医師のご紹介  外来診察表

診療対象

痛みを生じる疾患は総て診察対象ですが、以下にある疾患を多く診ています。

  1. 肩こり、五十肩、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などの全身の整形外科的疾患による痛み
  2. 頭痛、顔面痛、三叉神経痛などの頭頸部痛
  3. 神経障害性疼痛(帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛、糖尿病性神経障害疼痛、手術後創部痛、脊椎手術後疼痛症候群など)
  4. CRPS(複合性局所疼痛症候群)
  5. 慢性動脈硬化症、レイノー症状など虚血性疾患や交感神経由来の疼痛
  6. 癌性疼痛
  7. その他

診察内容

  • 紙による問診票の記載と診察により、痛みの部位と質を評価します。
  • 理学検査や心理テストも行います。
  • 必要に応じて、血液検査や生理学的検査、画像検査(レントゲン、CT、MRI等)を追加します。
  • 薬物(内服)治療、神経ブロック、注射等を用いて痛みを緩和します。
  • スーパーライザーや、理学療法なども適宜行います。
  • 神経ブロックの種類によっては、入院治療が必要になります。

外来診察表

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医療関係者の方へ

 当院では、1985年10月より、麻酔科(疼痛外来)として、ペインクリニック診療を行っています。平成24年4月より、ペインクリニック科と標榜を変更して、診療を継続しています。2006年4月には、ペインクリニック学会ペインクリニック専門医指定研修施設となりました。現在、麻酔・救命救急・集中治療の研修を経た若手医師とともに、外来診療を行っています。ペインクリニック外来は、ペインクリニック専門医3名を含む計8名で診療に当たっています。すべての外来日に専門医1名を配置しています。適応に応じて、入院による透視下ブロック治療や熱凝固治療を行います。また、癌性疼痛患者の疼痛管理にも参画しています。
 痛みの原因は様々であるため、疾患によっては他科との連携が重要と考えており、必要に応じて、院内外の専門診療科と連携して治療にあたります。当院の麻酔科は、麻酔業務以外に救命救急・集中治療にも携わっており、それらの経験・知識も生かして、基礎疾患のある疼痛患者さんにも、安全で有効な痛みの治療を提供するよう努めています。
 いろいろな治療をしたにもかかわらず、十分な効果の得られない患者さんがいらっしゃいましたら、是非ご紹介ください。