バスキュラーラボとは

バスキュラーラボとは心血管疾患を専門的に扱う検査室です。血管診療技師(CVT)を中心として血管評価に関わる検査を集約し効率良くかつ精度良く診断し治療に導きます。CVTが医師とパートナーシップを組んで診療領域に関わりチーム医療を実践し,高度な医療を提供します。

目次

血管診療技師(Clinical vascular technologist :CVT)とは
検査の紹介
検査件数
研修会の開催

血管診療技師(Clinical vascular technologist :CVT)とは

血管診療技師とは予防、診断、治療、全領域における“血管診療に関わるエキスパート”で専門資格として認められています。当院バスキュラーラボには血管診療技師が常駐しています。


血管診療技師はバスキュラーラボを超え、手術室やカテーテル室などあらゆる場所で活躍しています。

検査の紹介

ABI検査 (ankle brachial index:足関節上腕血圧比)

ABI検査で血管の硬さと狭窄を知ることができます。 足の動脈が詰まったり、詰まり気味では血液の流れが悪くなり、ABIが低くなります。

  • 寝た状態で両足首と両上腕に血圧を測定します。
  • 同時加圧しますが特に痛みはありません。
  • 実際に測定に要する時間は約5分程度です。

超音波検査(動脈血管・静脈血管・シャント血管)

上肢や下肢の動脈血管や静脈血管が狭窄や閉塞をしたり、血のかたまり(血栓)が無いかを調べます。

  • 検査する場所にゼリーを塗って機械を当てるだけで調べることができます。
  • 基本的に苦痛はありません。
  • 検査時間は約20~30分です。

皮膚灌流圧検査(SPP)

皮膚レベルの微小循環をみる検査で、毛細血管に血流がどの程度 あるかを調べます。
足の動脈がつまることによる「下肢虚血」の重症度を評価します。

  • 血圧を測るカフを測定部位に巻いて測定します。
  • 検査は約30~60分です。

トレッドミル負荷ABI検査

歩くと足がだるくなる間欠性跛行など症状がある場合に行います。
足の血管の狭窄や詰まりの程度を調べることができます。

  • 少し傾斜がついたベルトの上を歩いて運動します。
    その後ベッドに寝て運動負荷後のABIを測定します。
  • 検査は約30分です。

バスキュラーラボの実績

血管検査件数

生活習慣病に関連して動脈硬化疾患が増加しています。また時に致死的となるいわゆる「エコノミー症候群」や周術期血栓症とも関連する静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓 + 肺塞栓症)、
さらにはquality of life を低下させる下肢静脈瘤やリンパ浮腫などの静脈・リンパ管疾患も近年注目されており、バスキュラーラボによる血管検査の重要性が高まっています。

学術活動

近年、医学・医療が目覚ましい進歩を遂げています。 スタッフは様々な学会・勉強会に参加し皆様に最高の 医療が提供できるように日々努力しています。 学会発表やセミナー講師などの院外活動を行っています


研修会の開催

地域の開業医の先生方を対象に超音波実技勉強会を定期的に開催しています。 勉強会を通じて院内だけでなく院外の先生方にも血管検査に関する理解を深めて 頂く良い機会となっており好評です。