病院見学のご案内

岡山赤十字病院では、各診療科の見学を随時受け入れております(土日祝日、病院休診日除く)。
見学をご希望の方は、希望診療科、希望実習内容、希望日時(3日ほど)をお知らせの上、
人事課までE-mailでご連絡ください。追ってご連絡させていただきます。
E-mail:

平成30年度後期臨床研修医の募集について

【目的】 2年間の初期臨床研修修了後、さらに専門分野の高度な知識・技能を習得することを目的とする。
【募集科】 内科(内科系総合プログラム)、外科、整形外科、小児科、脳神経外科、麻酔科、救急部(総合救急プログラム)等
【募集定員】 若干名
【研修期間】 原則として平成30年4月1日から3年間(但し1年毎契約更新)
【応募資格】 医師免許証を取得し、厚生労働省が定める2年間の初期臨床研修を修了(見込み)の者
緩和ケア研修を修了していることが望ましい。(当院は、地域がん診療連携拠点病院のため)
【応募期間】 平成29年9月1日(金)から 平成29年10月31日(火)まで(必着)
【応募書類】 ① 履歴書(写真添付)、自己紹介書(様式1)
② 自己申告書
③ 臨床研修修了証書、または同修了見込証書
④ 施設長の推薦状 (様式は問いません)
⑤ 医師免許証の写し
⑥ 「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会」修了証書の写し※修了している場合のみ
【選考方法】 面接
【選考日】 平成29年11月17日(金)15:00~
【連絡先】 岡山赤十字病院 人事課
Tel:086-222-8811(内線21980)  Fax:086-222-8841
E-mail: 
URL: http//www.okayama-med.jrc.or.jp

後期臨床研修 概要

 日本専門医機構は、8月4日に理事会を開催して1年延期されていた新しい専門医制度を平成30年度から開始することを決定しました。
 したがって、現在初期研修2年目の皆さんはこの新しい制度で専門研修を行うことになりました。ご存じのように専門研修は18領域あり、どれか一つを選択して専門研修を始めることになります。
 岡山地区では、内科領域以外のほとんどの領域が岡山大学のプログラムになります。当院においても基幹施設となるのは内科領域だけで、他の専門分野は岡山大学のプログラムの連携施設として研修を行うことになります。
 昨年までは、内科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、麻酔科、放射線科などの診療科について後期研修医を採用してきましたが、来年度以降についても特に変化はありません。ただし専門研修プログラムについては、先ほども述べたように当院独自のものは、内科専門医プログラムです。他の診療科については岡山大学のプログラムになりますので、岡山大学での手続きが必要になります。詳しくは、それぞれの診療科の責任部長にお問い合わせください。それではいくつかの領域について具体的にご説明したいと思います。

①内科専門研修
②外科専門研修
③小児科専門研修
④整形外科専門研修
⑤リハビリテーション科専門研修
⑥脳神経外科専門研修
⑦麻酔科専門研修
⑧救急部専門研修

プログラム紹介

内科専門研修

 今回の内科専門医制度の共通のポイントとしては、①期間は3年間以上であること。②そのうち基幹病院での研修は最長2年間で、必ず連携施設で1年以上研修を行う必要があること。③また、subspeciality領域(たとえば、循環器、神経、消化器など)については3年間のうち最長2年まで研修可能であること。④認定に必要な症例数のうち、半数は初期研修の時期のものが使えることなどです。
 岡山赤十字病院内科専門医プログラムの概要について以下にご説明いたします。現時点(平成29年8月中旬)では、このプログラムは日本内科学会の審査には合格していますが、これから日本専門医機構の最終審査を受けるものです。ここにお示しするのは、プログラムの一部である専攻医研修マニュアルです。  また、当院は基幹病院ですが、岡山大学病院、岡山医療センター、川崎医科大学の連携施設にもなっています。

岡山赤十字病院内科専門研修プログラム

専攻医研修マニュアル

1)専門研修後の医師像と修了後に想定される勤務形態や勤務先

内科専門医の使命は,(1)高い倫理観を持ち,(2)最新の標準的医療を実践し,(3)安全な医療を心がけ,(4)プロフェッショナリズムに基づく患者中心の医療を展開することです.内科専門医のかかわる場は多岐にわたるが,それぞれの場に応じて,
① 地域医療における内科領域の診療医(かかりつけ医)
② 内科系救急医療の専門医
③ 病院での総合内科(Generality)の専門医
④ 総合内科的視点を持ったSubspecialist
に合致した役割を果たし,地域住民,国民の信頼を獲得します.それぞれのキャリア形成やライフステージ,あるいは医療環境によって,求められる内科専門医像は単一でなく,その環境に応じて役割を果たすことができる,必要に応じた可塑性のある幅広い内科専門医を多く輩出することにあります。
 岡山赤十字病院内科専門研修施設群での研修終了後はその成果として,内科医としてのプロフェッショナリズムの涵養とGeneralなマインドを持ち,それぞれのキャリア形成やライフステージによって,これらいずれかの形態に合致することもあれば,同時に兼ねることも可能な人材を育成します。そして,岡山県南東部医療圏に限定せず,超高齢社会を迎えた日本のいずれの医療機関でも不安なく内科診療にあたる実力を獲得していることを要します。また,希望者はSubspecialty領域専門医の研修や高度・先進的医療,大学院などでの研究を開始する準備を整えうる経験をできることも,本施設群での研修が果たすべき成果です。
 岡山赤十字病院内科専門研修プログラム終了後には,岡山赤十字病院内科施設群専門研修施設群(下記)だけでなく,専攻医の希望に応じた医療機関で常勤内科医師として勤務する,または希望する大学院などで研究者として働くことも可能です。

2)専門研修の期間

本プログラムでは、研修対象者や研修期間の違いによってふたつのコースを用意しています。
 (1) 一般コースは、基幹病院での研修を主体とした通常の後期研修であり、研修期間は原則には、基幹施設2年間+連携施設・特別連携 施設1年間の3年間になります.専攻医2~3年目に1年間連携施設あるいは特別連携施設での研修を行いますが、複数個所で研修を行う場合は、一か所での研修期間は最低3か月とします。1例を下に示します。

専攻医1年目 専攻医2年目 専攻医3年目
岡山赤十字病院 岡山赤十字病院 連携施設・特別連携施設
 (2) 地域コースは、主に自治医大卒業生や岡山県地域枠卒業生を対象としています。このコースにおいては、岡山県内の連携施設、特別連携施設での研修のウエイトが大きくなることを想定しています。また修了までには、4~5年間の期間がかかるのではないかと予想されます。なぜならば、十分な症例を経験するためには、基幹病院での研修期間はやはり2年間程度は必要ではないかではないかと考えるからです。1例を下に示します。
専攻医1年目 専攻医2年目 専攻医3年目 専攻医4年目
連携施設A 岡山赤十字病院 特別連携施設B 岡山赤十字病院

3)研修施設群の各施設名

基幹施設:  岡山赤十字病院
連携施設:  岡山大学病院
       岡山医療センター
       児島市民病院
       金田病院
       玉野三井病院
特別連携施設:備前病院
       成羽病院
       瀬戸内市民病院
       湯原温泉病院
       鏡野病院
       日生病院
       渡辺病院
       大原病院
       岡山赤十字病院玉野分院

4)プログラムに関わる委員会と委員,および指導医名

岡山赤十字病院内科専門研修プログラム管理委員会と委員名(岡山赤十字病院内科専門研修プログラム管理委員会」参照)

プログラム統括責任者 岡崎 守宏
総合内科 宮下 雄博
糖尿病・内分泌内科 早川 信彦
血液内科 竹内 誠、藤井 総一郎
肝臓内科 小橋 春彦、歳森淳一
消化器内科 井上雅文、原田亮、橋本健二、永原照也、安井稔博
呼吸器内科 別所昭宏、佐久川亮、細川忍
循環器内科 佐藤哲也、斎藤博則、福家聡一郎、湯本晃久、田中正道
膠原病・リウマチ内科 小山 芳伸
腎臓内科 蒲生 直幸
神経内科 武久 康
脳卒中科 岩永 健

5)各施設での研修内容と期間

一般コースにおいては、専攻医2~3年目に連携施設あるいは特別連携施設での研修を通算1年間行います。その際には、専攻医の希望・将来像,研修達成度およびメディカルスタッフによる360度評価(内科専門研修評価)などを基に,研修施設を調整し決定します。

6)本整備基準とカリキュラムに示す疾患群のうち主要な疾患の年間診療件数

基幹施設である岡山赤十字病院診療科別診療実績を以下の表に示します。岡山赤十字病院は地域基幹病院であり,コモンディジーズを中心に診療しています。

2014年度実績 入院患者数実数(人/年) 外来延患者(延人数/年)
総合内科 263 8152
糖尿病・内分泌内科 85 9356
膠原病・リウマチ内科 145 2591
消化器内科 1407 16857
肝臓内科 243 5270
呼吸器内科 1096 16595
循環器内科 1052 10102
神経内科 124 4337
血液内科 226 2837
腎臓内科 68 1006
脳卒中科 215 766
総    数 4924 77869
  • 腎臓内科は平成26年新設のため、まだ入院患者は少なめですが,着実に入院患者は増えてきています。 全ての領域について、1学年8名に対し十分な症例を経験可能です。
  • 13領域のうち、10領域の専門医が少なくとも1名以上在籍しています(岡山赤十字病院内科専門研修施設群参照)
  • 1学年8名までの専攻医であれば,専攻医2年間で「研修手帳(疾患群項目表)」に定められた 45疾患群,120症例以上の診療経験と29病歴要約の作成は達成可能です。
  • 剖検体数は2013年15体 2014年15体 2015年25体です。

7)年次ごとの症例経験到達目標を達成するための具体的な研修の目安

Subspecialty領域に拘泥せず,内科として入院患者を順次主担当医として担当します.主担当医として,入院から退院〈初診・入院~退院・通院〉まで可能な範囲で経時的に,診断・治療の流れを通じて,一人一人の患者の全身状態,社会的背景・療養環境調整をも包括する全人的医療を実践します。

入院患者担当の目安(基幹施設:岡山赤十字病院での一例)
 当該月に以下の主たる病態を示す入院患者を主担当医として退院するまで受持ちます。
専攻医1人あたりの受持ち患者数は,受持ち患者の重症度などを加味して,担当指導医,Subspecialty上級医の判断で5~10名程度を受持ちます.感染症,総合内科分野は,適宜,領域横断的に受持ちます。

岡山赤十字病院の内科11部門は、専門性と主たる入院病棟によって、以下の6グループに分かれます。
  1)総合内科、糖尿病・内分泌内科、血液内科(4階南病棟)
  2)呼吸器内科(5階南病棟)
  3)腎臓内科、膠原病・リウマチ内科(6階南病棟)
  4)消化器内科、肝臓内科(7階南病棟)
  5)循環器内科(3階西病棟)
  6)神経内科、脳卒中科
専攻医は、岡山赤十字病院での2年間の研修中にこれらの6グループを主に2~4ヶ月の単位でローテンションを行います。一般コースでの、その例を下に示します。また、地域コースにおいても同様にローテイション研修を行います。

(例1)Subspecialtyを決めていない場合
専攻医1年目 専攻医2年目
4月 循環器 消化器・肝臓
5月 循環器 消化器・肝臓
6月 循環器 消化器・肝臓
7月 循環器 消化器・肝臓
8月 総合、内分泌、血液 呼吸器
9月 総合、内分泌、血液 呼吸器
10月 総合、内分泌、血液 呼吸器
11月 総合、内分泌、血液 呼吸器
12月 腎臓、膠原病 神経、脳卒中
1月 腎臓、膠原病 神経、脳卒中
2月 腎臓、膠原病 神経、脳卒中
3月 腎臓、膠原病 神経、脳卒中
(例2)Subspecialityを循環器内科に決めている場合

ここでは、循環器内科を1年間研修する例を示しますが、Subspecialty研修は3年間のうちで最大2年間まで研修できます。

専攻医1年目 専攻医2年目
4月 循環器 腎臓、膠原病
5月 循環器 腎臓、膠原病
6月 循環器 腎臓、膠原病
7月 総合、内分泌、血液 神経、脳卒中
8月 総合、内分泌、血液 神経、脳卒中
9月 総合、内分泌、血液 神経、脳卒中
10月 消化器・肝臓 予備期間
11月 消化器・肝臓 循環器
12月 消化器・肝臓 循環器
1月 呼吸器 循環器
2月 呼吸器 循環器
3月 呼吸器 循環器

8)自己評価と指導医評価,ならびに360度評価を行う時期とフィードバックの時期

毎年8月と2月とに自己評価と指導医評価,ならびに360度評価を行います.必要に応じて臨時に行うことがあります。
評価終了後,1か月以内に担当指導医からのフィードバックを受け,その後の改善を期して最善をつくします。2回目以降は,以前の評価についての省察と改善とが図られたか否かを含めて,担当指導医からのフィードバックを受け,さらに改善するように最善をつくします。

9)プログラム修了の基準

①日本内科学会専攻医登録評価システム(J-OSLER)を用いて,以下のi.)~vi.)の修了要件を満たすこと。

  1. )主担当医として「研修手帳(疾患群項目表)」に定める全70疾患群を経験し,計200症例以上(外来症例は20症例まで含むことができます)を経験することを目標とします。その研修内容をJ-OSLERに登録します。修了認定には,主担当医として通算で最低56疾患群以上の経験と計160症例以上の症例(外来症例は登録症例の1割まで含むことができます)を経験し,登録済みです(別表1「岡山赤十字病院疾患群症例病歴要約到達目標」参照)。
  2. )29病歴要約の内科専門医ボードによる査読・形成的評価後に受理(アクセプト)されています。
  3. )学会発表あるいは論文発表を筆頭者で2件以上あります。
  4. )JMECC受講歴が1回あります。
  5. )医療倫理・医療安全・感染防御に関する講習会を年に2回以上受講歴があります。
  6. )日本内科学会専攻医登録評価システム(仮称)を用いてメディカルスタッフによる360度評価(内科専門研修評価)と指導医による内科専攻医評価を参照し,社会人である医師としての適性があると認められます。

②当該専攻医が上記修了要件を充足していることを岡山赤十字病院内科専門医研修プログラム管理委員会は確認し,研修期間修了約1か月前に岡山赤十字病院内科専門医研修プログラム管理委員会で合議のうえ統括責任者が修了判定を行います。

〈注意〉「研修カリキュラム項目表」の知識,技術・技能修得は必要不可欠なものであり,修得するまでの最短期間は3年間(基幹施設2年間+連携・特別連携施設1年間)とするが,修得が不十分な場合,修得できるまで研修期間を1年単位で延長することがあります。

10)専門医申請にむけての手順

①必要な書類

  1. )日本専門医機構が定める内科専門医認定申請書
  2. )履歴書
  3. )岡山赤十字病院内科専門医研修プログラム修了証(コピー)

②提出方法
内科専門医資格を申請する年度の5月末日までに日本専門医機構内科領域認定委員会に提出します。

③内科専門医試験
内科専門医資格申請後に日本専門医機構が実施する「内科専門医試験」に合格することで,日本専門医機構が認定する「内科専門医」となります。

11)プログラムにおける待遇,ならびに各施設における待遇

在籍する研修施設での待遇については,各研修施設での待遇基準に従う(「岡山赤十字病院研修施設群」参照).

12)プログラムの特色

  1. 本プログラムは,岡山県南東部医療圏の中心的な急性期病院である岡山赤十字病院を基幹施設として,岡山県全域にある連携施設・特別連携施設とで内科専門研修を経て超高齢社会を迎えた我が国の医療事情を理解し,必要に応じた可塑性のある,地域の実情に合わせた実践的な医療も行えるように訓練されます.研修期間は基幹施設2年間+連携施設・特別連携施設1年間の3年間です.
  2. 岡山赤十字病院内科施設群専門研修では,症例をある時点で経験するということだけではなく,主担当医として,入院から退院〈初診・入院~退院・通院〉まで可能な範囲で経時的に,診断・治療の流れを通じて,一人一人の患者の全身状態,社会的背景・療養環境調整をも包括する全人的医療を実践します.そして,個々の患者に最適な医療を提供する計画を立て実行する能力の修得をもって目標への到達とします.
  3. 基幹施設である岡山赤十字病院は,岡山県南東部医療圏の中心的な急性期病院であるとともに,地域の病診・病病連携の中核です.一方で,地域に根ざす第一線の病院でもあり,コモンディジーズの経験はもちろん,超高齢社会を反映し複数の病態を持った患者の診療経験もでき,高次病院や地域病院との病病連携や診療所(在宅訪問診療施設などを含む)との病診連携も経験できます.
  4. 基幹施設である岡山赤十字病院での2年間で,「研修手帳(疾患群項目表)」に定められた70疾患群のうち,少なくとも通算で45疾患群,120症例以上を経験し,J-OSLERに登録できます.そして,専攻医2年修了時点で,指導医による形成的な指導を通じて,内科専門医ボードによる評価に合格できる29症例の病歴要約を作成できます(別表1「岡山赤十字病院疾患群症例病歴要約到達目標」参照).
  5. 岡山赤十字病院内科研修施設群の各医療機関が地域においてどのような役割を果たしているかを経験するために,専門研修のうちの1年間,立場や地域における役割の異なる医療機関で研修を行うことによって,内科専門医に求められる役割を実践します.
  6. 基幹施設である岡山赤十字病院での2年間と専門研修施設群での1年間で,「研修手帳(疾患群項目表)」に定められた70疾患群,200症例以上の主担当医としての診療経験を目標とします(別表1「岡山赤十字病院疾患群症例病歴要約到達目標」参照).少なくとも通算で56疾患群,160症例以上を主担当医として経験し,J-OSLERに登録します.

13)継続したSubspecialty領域の研修の可否

カリキュラムの知識,技術・技能を深めるために,総合内科外来(初診を含む),Subspecialty診療科外来(初診を含む),Subspecialty診療科検査を担当します.結果として,Subspecialty領域の研修につながることはあります.
カリキュラムの知識,技術・技能を修得したと認められた専攻医には積極的にSubspecialty領域専門医取得に向けた知識,技術・技能研修を開始させ

14)逆評価の方法とプログラム改良姿勢

専攻医はJ-OSLERを用いて無記名式逆評価を行います.逆評価は毎年8月と2月とに行います.その集計結果は担当指導医,施設の研修委員会,およびプログラム管理委員会が閲覧し,集計結果に基づき,岡山赤十字病院内科専門研修プログラムや指導医,あるいは研修施設の研修環境の改善に役立てます.

15)研修施設群内で何らかの問題が発生し,施設群内で解決が困難な場合の相談先

日本専門医機構内科領域研修委員会を相談先とします.

16)その他

特になし.

外科専門研修

 平成30年度からの新専門医制度による外科専門研修は基幹施設を中心とした病院群によるプログラム制となるため、当院での外科研修開始を希望する場合は原則として「岡山大学広域外科専門研修プログラム」に専攻医として登録することが必要となります。「岡山大学広域外科専門研修プログラム」では、基本的に3年間の専門研修のうち基幹病院(本プログラムでは岡山大学病院)で6か月、連携施設で2年6か月の研修を行います。当院では連携施設A群として後期研修医1年目と2年目の2年間(卒後3年目と4年目)にわたり、一般外科/消化器外科/呼吸器外科/乳腺・内分泌外科/心臓血管外科/救急など幅広い分野での外科研修を行います。

当院での2年間での外科専門研修中の目標経験症例は400例以上(術者120例以上)としています。

1年目(卒後3年目)

 上部消化管外科、下部消化管外科、肝胆膵外科、呼吸器外科、乳腺・内分泌外科、心臓血管外科を指導医の下で研修します。それぞれの分野の手術を主治医かつ術者として担当することを目標とします。 急性虫垂炎、鼠径ヘルニア、胆石症、外傷、気胸など、基本的な疾患はその時の研修分野に拘わらず主治医となってできるだけ執刀医として研修します。また、月約3回救命救急センターの当直があり、救急医療の研修を行います。

2年目(卒後4年目)

 原則として、2年目には1年目に担当しなかった分野の研修を行い、2年間で上部消化管外科、下部消化管外科、肝胆膵外科、呼吸器外科、乳腺・内分泌外科、心臓血管外科全ての分野の研修を指導医の下でおこないます。それぞれの分野の手術を主治医かつ術者として担当することを目標とします。 急性虫垂炎、鼠径ヘルニア、胆石症、外傷、気胸など、基本的な疾患はその時の研修分野に拘わらず主治医となってできるだけ執刀医として研修します。また、月約3回救命救急センターの当直があり、救急医療の研修を行います。

修得できる専門医(受験)資格等

日本外科学会外科専門医等

「岡山大学広域外科専門研修プログラム」に関しての詳細はプログラムの公式ホームページ(https://www.jssoc.or.jp/procedure/specialist-new/20160824_list/51.html)を参照ください。

小児科専門研修

 当科は岡山大学病院小児科医専攻研修プログラムの研修連携施設です。当科での研修の目標は、 初期研修で習得した一般小児科の知識、技能および医療人としての態度をさらに深め、一般小児科 専門医として通用する診療能力を身につけることを目指しています。一次から三次までの救急医療 が病院の大きな仕事ですが、決して無理な労働を強制するわけではありません。3年間の研修を続 けていくための自己健康管理ができることが必須です。「和気あいあい」が小児科のモットー で、医師だけでなく他職種のスタッフと仲良くやっていける人材を求めています。

1)研修プログラム

1年目(一般小児科診療の研修)
  • 一般的な小児疾患に対する初期診療において対応できる能力を習得します。
  • 患者やその家族に病状と治療計画を納得がいくように説明するスキルを習得します。
  • 当直医として、小児救急疾患の初期診療に対応できる能力を習得します。
  • NICU業務に従事し、新生児および未熟児診療の基本を習得します。
  • 乳児健診や予防接種業務を通じ、小児保健の知識と基本技術を学びます。
2年目(専門小児科診療の前期研修)
  • さらに進んだ各専門領域(感染免疫、内分泌、アレルギー、神経、遺伝、血液、循環器、新生児・未熟児など)での研修をします。
  • 乳児健診や予防接種以外に、小児科一般外来業務を開始します(週1〜2回)。
  • 学会発表、指導のもとで論文作成、医学生の教育を行います。
3年目(専門小児科診療の後期研修)
  • 半ば独立して外来・入院の診療を行い、専門領域診療の手伝いをします。
  • 上級シニアレジデントとして、初期研修医の指導と医学生の教育にも当たります。
  • 病院各種研修会や地域連携小児科医会での講師を勤めます。
  • 小児科専門医資格試験への準備をします。

2)当施設の特徴

  • 年間の入院数が多く、多岐に亘った疾患を診療しています。
  • 一次から三次までの小児救急医療を積極的に行っており、幅広く小児の急性期疾患を経験できます。
  • 多くの専門領域でスペシャリストから指導を受けることができます。
  • 後期研修医の学会発表や論文作成を積極的に奨励しています。
  • 近隣に位置する特定機能病院(大学病院など)と臨床研修上で連携があり、高度の先進医療技術を学ぶこともできます。
  • 災害時の医療活動や糖尿病キャンプなどの社会活動に参加できます。

3)業務状況

 入院患者については、指導医のもとに副主治医として研修します。外来患者については、1年目は救急外来および予防接種外来を、2年目以降はさらに一般外来を週1〜2回担当します。3年間 の研修期間に、指導医だけでなく各専門領域の医師より専門検査や特殊処置技術の習得が可能です。NICUおよび救命救急センターの業務として月平均5回の日当直、および1〜2回準夜勤 (土日祝日)に従事することになります。当直明けは午後から帰宅でき、準夜勤に対しては代休が認められています。
 また、国際学会を含む各種学会への参加を積極的に推奨・援助しています。

取得できる専門資格
 研修後に取得できる資格:日本小児科学会専門医
 継続研修により取得できる資格:日本周産期・新生児学会専門医(暫定)

整形外科専門研修

 一般整形外科臨床医としての知識と技術を獲得し、日本整形外科学会専門医を取得する資格を得ることを目標にしています。このプログラム終了時にはsubspecialityについても研修が出来るレベルを目指します。

整形外科研修プログラム

         
1年目 2年目 3年目
岡山赤十字病院 岡山赤十字病院 岡山赤十字病院
 外傷外科、脊椎外科、上肢外科、関節外科の各グループをローテーションしていきます。
3ヶ月間はリハビリテーション科の研修。

 (当院は救急救命センターを有しており骨折、多発外傷も多く、各グループに割り当てられた外傷症例に、麻酔科・外科・脳外科など他科とも協力して対応していきます。すなわち外傷例は常に研修対象となります。)

修得できる専門医(受験)資格等

日本整形外科学会専門医
日本手外科学会専門医
日本リウマチ学会認定リウマチ専門医等

リハビリテーション科専門研修

 当院は、岡山大学病院リハビリテーション科専門医研修プログラムの連携研修施設Aとなっています。このプログラムでは、岡山大学病院を基幹研修施設として、岡山赤十字病院ほか、川崎医科大学附属病院、吉備高原医療リハビリテーションセンター、旭川荘療育・医療センター、岡山市立市民病院、岡山済生会総合病院、岡山リハビリテーション病院、福山市民病院、かがわ総合リハビリテーションセンター、神戸赤十字病院など多数の施設が連携研修施設となっており、様々な領域の疾患について、急性期から回復期まで経験できるようになっています。
 研修プログラムは最初6ヶ月の岡山大学病院での研修の後は各研修施設(岡山大学病院を含む)を選択しての研修(ただし回復期病院に6ヶ月以上の在籍を含むことが必須)が可能となっており、リハビリテーション科専攻医のニーズに合わせたきめ細かいプログラム設定が可能です。

例)
1年目 2年目 3年目
岡山大学病院 岡山赤十字病院(選択期間) 回復期病院 選択期間

 岡山赤十字病院は三次救急にも対応する救命救急センターを持ち、当リハビリテーション科では外傷などの運動器疾患、脳卒中、心疾患、呼吸器疾患など急性期病院におけるリハビリテーションに関しては幅広い分野の疾患をほぼ網羅しているのが特長です。また地域がん診療連携拠点病院としてがん診療にも力を入れており、リハビリテーション科としてもがんのリハビリテーションにも積極的に取り組んでいるところです。

脳神経外科専門研修

 脳神経外科手術のできる医師になることを目指します。脳神経外科手術の技術は一朝一夕では習得できません。後期研修3年間は手術をしていく上で重要となる足腰を鍛える時期です。この3年間を無駄なく有効に研修を受けることが将来の術者として羽ばたくための必須条件ともいえると思います。
 当科の手術件数は増加傾向を認めており、現在年間300件を越えております。内容としては脳動脈瘤、脳動静脈奇形、脳腫瘍(良性、悪性)、機能外科(微小血管減圧術)、頭部外傷、脊髄手術、血管再建術等幅広い範囲となっております。微小血管減圧術については他県からの紹介も多く、件数も中国四国地方では断然トップとなっております。当科には現在3人の指導医がおりますが、研修の3年間は特に特定の指導医に付かず研修を行っていくことになります、すなわち3人が指導医であり、全手術例に加わってもらうことになります。基本的にできるであろうと思われることは指導医の監督のもと、1年目からでも執刀医をやってもらうこともあります。当院は三次救急病院で必然的に救急対応をしていかねばなりません。麻酔科医、救急医にレベルの高い救急対応、全身管理を学ぶことも可能です。
 さらに脳血管内治療外科もあり、脳血管手術のトレーニングも可能となり研修の幅がかなり広がるものと考えられます。
 将来レベルの高い脳神経外科術者を目指している方、どうぞ当科の門をたたいてください。かならず満足のいく研修をしていただけると思います。

脳神経外科研修

1年目 2年目 3年目
岡山赤十字病院 岡山赤十字病院 岡山赤十字病院・院外研修
脳神経外科、救急医療 脳神経外科、救急医療 脳神経外科、救急医療

取得できる専門医資格

日本脳神経外科学会専門医

麻酔科専門研修

 術前・術中・術後管理の一貫した麻酔管理を行うことのできるperioperative physicianとして、救急医療、ICU治療を行うことのできるcritical care physicianとして、さらに急性期の痛みから癌性疼痛を含む慢性痛の治療を行うpain clinicianとして“麻酔・救急医療・ICU・ペインクリニック”のすべての分野で活躍できる麻酔科医を育てます。麻酔科医として“麻酔・救急医療・ICU・ペインクリニック”のすべての分野を担って活躍しているのは、日本全国で岡山赤十字病院麻 酔科だけです。岡山赤十字で研修を受けた麻酔科医はどこの病院に行っても患者さんのために手術室の枠を越えた大きな働きをすることができます。
 なお後期研修医は、専門医研修制度により後期研修期間の3年間を含めた4年間が麻酔科専攻医となります。岡山赤十字病院麻酔科は岡山大学プログラムの基幹研修施設(2017年度プログラムより専門研修連携施設)です。当院は専攻医に必要な症例数をすべて満たすことができます。3年間を後期研修プログラムに沿って岡山赤十字病院で研修を行い、4年目から麻酔科スタッフとして活躍します。また専攻医の4年目を岡山大学で行うことも可能です。

麻酔科研修プログラム

1年目 2年目 3年目
岡山赤十字病院 岡山赤十字病院 岡山赤十字病院
麻酔・救急医療・ICU 麻酔・救急医療・ICU 麻酔・救急医療・ICU・
ペインクリニック

 麻酔科医14人のスタッフで、年間3,200例以上の麻酔を術前から術後管理まで、12床の救命救急センターICUを24時間体制(年間ICU入室患者1,621名、そのうち救命救急患者544名)で、救命救急センターの専任医師としての外来診療を、ペインクリニック外来と手術室でのブロック治療をチーム医療で行っています。
 後期研修のプログラムは、このすべての領域に亘ってスタッフとともに診療を行い、EBMに基づいた世界のスタンダードの診断と技術を身につけるようにします。

取得できる認定医・専門医資格

 麻酔科標榜医、日本麻酔科学会認定医

その後の継続研修で取得可能な専門資格

 日本麻酔科学会専門医、日本麻酔科学会指導医、日本ペインクリニック学会専門医、日本集中治療医学会専門医、日本救急医学会認定医、日本周術期経食道エコー認定医

救急部専門研修

 救命救急センターおよび救急外来において、軽症から重症まで幅広い救急患者を的確な優先順位のもとに時期を逸することなく検査・治療を施行し、当該診療科を選択し適切な時期にアドバンストリアージするために、救急患者診療の基本的知識・技能・態度を習得することを目標としています。
 近隣および広域災害時に院内および救護班出動現場において、適切な災害医療を行うに必要な基本的な知識・技能・態度を習得できることを目指します。
 以上を基本的な考えとして2つの総合救急研修プログラムを立ち上げています。

1.脳・神経系救急プログラム

 神経内科、脳神経外科、脳卒中科と脳神経系の科が3つもある医療機関は県南東部では唯一無二です。本コースは、この救急脳神経の内科系・外科系コースが一体になった先進的なプログラムであり、日本国内でも例をみません。

  • 研修期間は原則として3年間。
  • 1年目又は2年目は、救急部、神経内科、脳神経外科、脳卒中科を各3ヵ月ずつ研修。
  • 志望を内科系(神経内科、脳卒中科)と外科系(救急部、脳神経外科)に分けて研修。内科系と外科系のコースが重なっても可。脳神経系だけでなく関連する他科の院内研修も可能。
  • 3年目は院外の医療機関での研修(脳血管内治療、リハビリテーションや地域医療など)も含めて最先端の専門的診療を研修。

脳・神経系救急研修プログラム(例)

1年目 2年目 3年目
岡山赤十字病院 岡山赤十字病院 岡山赤十字病院・院外研修












内科系:
 循環器内科、総合内科、血液内科、リハビリテーション科
神経内科・脳卒中科
院外:回復期リハ病院、在宅診療所
外科系
 脳神経外科、形成外科
救急部・脳神経外科
院外:脳血管内治療施設

 日本救急医学会専門医、日本脳神経外科専門医、日本内科学会認定内科医、日本内科学会認定
 内科専門医、日本神経内科専門医、日本脳卒中学会専門医の取得を目指します。

2.外傷救急プログラム

 外科、整形外科、脳神経外科、麻酔科等における救急外傷学を学び、外傷救急患者を総合的に診断治療できる医師を育てることを目的としています。将来の専攻は外科、整形外科、脳神経外科、麻酔科、救急科となりますが、専門分野に入る前に外科系各科の救急医学の基本的知識と技術を習得し、「すそのの広い」専門医を育成していきます。このコースを終了することで、救急専門医の受験資格が取得可能です。さらに救急専門医の資格を持つ外科、整形外科、手の外科、脳神経外科、麻酔科専門医を育成できます。

  • 本コースの所属は救急部。
  • 研修期間は原則として3年間。
  • 1年目:救急部および麻酔科、外科、整形外科、脳神経外科をローテイト。この期間の目標は外傷の術前の診断、処置などの救急初療ができるようになることです。各科のローテイトの期間は本人の熟達度、将来の専攻、本人の希望により柔軟に考えます。耳鼻咽喉科、泌尿器科、眼科の救急疾患についても対応可能とします。
  • 2年目:救急部・専攻科の研修。
  • 3年目:専攻科の研修と希望に応じて院外研修等さらに将来の専門医に向けての研修を行います。救急部チーフレジデントとして、後輩の指導を行ってもらいます。

外傷救急研修プログラム(例)

1年目 2年目 3年目
岡山赤十字病院 岡山赤十字病院 岡山赤十字病院・院外研修


外科 救急部 救急部(チーフレジデント)
整形外科
脳神経外科 専攻科 専攻科
麻酔科 院外研修

 日本救急医学会救急科専門医、日本外科学会外科専門医、日本整形外科学会専門医、日本手の外科学会専門医、日本脳神経外科専門医、日本麻酔学会専門医の取得を目指します。
 また、平成30年度からは岡山県救急科領域専門医研修プログラムに連携研修施設として参加予定です。