1.診療科について
診療内容
救急医療体制とメディカルコントロール
救急搬送患者さんの診療に関しては、発生場所から医療機関までの搬送体制、すなわち病院前救護体制の整備が重要です。メディカルコントロール(MC)とは、救急現場から医療機関に搬送されるまでの間、救急救命士等が実施する医行為について医師が指示、指導・助言及び検証することによりこれらの医行為の質を保証することです。
岡山県においては、岡山県救急搬送体制連絡協議会と、県南東部・備中地区・美作地区の3つの地域MC協議会が設置されています。
当院は、県南東部MC協議会の中心的医療機関としての役割を果たしています。
具体的には、救急隊との専用電話回線であるホットラインを設置しており、救急現場における救急隊による救命処置への直接指示を行っています。さらには、処置内容の事後報告を受け、検証票の確認による活動評価を行い、救急隊員の活動の質を担保しています。救急隊のための勉強会(赤消会、CPA・重症外傷症例検討会)を定期的に開催しています。救急隊や救急救命士の病院実習生を数多く受け入れており、救急隊員の指導・教育にも力を入れています。
施設認定
救急告示病院 救命救急センター 基幹災害拠点病院 DMAT指定医療機関 日本救急医学会救急科専門医指定施設 日本集中治療医学会専門医研修施設
3.実績
診療実績(2020年)
救急外来受診患者数 | 20503人 |
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救急車搬入数 | 4466台 |
救急車応需率 | 86.1% |
収容CPA患者数 | 110人 |
救急入院患者数 うち三次救急患者 |
4843人 690人 |
ヘリコプター搬送患者 | 19人 |
多発外傷(ISS3以上2区分以上) | 19人 |