基幹災害拠点病院のご紹介 (前【基幹災害医療センター】平成9年1月指定))

1.基幹災害拠点病院とは

基幹災害拠点病院のご紹介

平成7年の阪神淡路大震災を受け、国は平成8年に「災害時における初期救急医療体制の充実強化を図るための医療機関」を定め、県は平成9年1月に県下7つの災害拠点病院の指定を行い当院はその中で基幹災害医療センター(現基幹災害拠点病院)に指定されました。災害拠点病院は24時間365日つねに災害への緊急対応ができることが求められます。具体的には被災地域内の傷病者の受け入れや搬出、災害医療派遣チーム(DMAT)の派遣、資源の備蓄や資機材の確保、施設の耐震構造などが要件となっています。平成27年現在、全国に694施設、岡山県内に10施設が指定されています。

基幹災害拠点病院は全国61施設ありますが、岡山県内では唯一であり複数のDMAT保有、救命救急センター認可、ヘリコプター離着陸場の保有、災害医療訓練と研修の実施などの要件をクリアしております。

2.当院の災害医療関連活動

基幹災害拠点病院のご紹介

基幹災害拠点病院のご紹介

基幹災害拠点病院のご紹介

基幹災害拠点病院として日本赤十字社の病院として、岡山県における災害救護活動の中心的役割を担っています。

日本赤十字社は、災害救助法や災害対策基本法また国民保護法に則り、指定公共機関として医療救護や救援物資の配分、血液製剤の供給、外国人の安否調査など国民の保護のための措置について、自主性を尊重されつつも国や地方公共団体への協力が義務づけられています。我々職員は日本赤十字社岡山県支部としての災害救護活動に従事し、その内容は医療救護やこころのケア、医療コーディネート、物資救援等多岐にわたります。

災害救護活動としては平成23年の東日本大震災、平成26年の広島土砂災害、平成28年の熊本地震に救護班やDMATを派遣しました。さらにまだ記憶に新しい平成30年7月西日本豪雨災害では岡山県内災害拠点病院の先陣を切って活動を開始し、救護班のべ35班297名、こころのケア班のべ9班24名、また救援物資として毛布や緊急セット、タオルやバスタオルなどを避難所に届けました。

また人材育成のための研修の実施にも重点を置いており、災害拠点病院の指定を受けた翌年の平成9年から毎年県の委託を受けて岡山県災害拠点病院医療救護要員研修会を各災害拠点病院合同で行っています。平成27年度からはやはり県の委託を受けて当院でおかやまDMAT隊員養成研修会を岡山県内医療機関の候補者に対して実施しています。また自院にて赤十字救護班養成研修を毎年数回ずつ行っているほか、全国赤十字救護班研修会にも参加しております。岡山県主催の各種防災訓練や内閣府主催の大規模地震時医療活動訓練、西大寺会陽やマラソンの救護など各種イベントにも積極的に参加しております。

令和元年5月に明治神宮会館で開催されました全国赤十字大会では、当院医療社会事業部長の齋藤博則医師が平成30年7月豪雨災害での災害救護活動について発表し、日本赤十字社名誉総裁にご就任された皇后陛下や名誉副総裁を務められる各女性皇族方、全国の赤十字会員やボランティアの代表等からその健闘を讃えられました。

我々はこれまでもそしてこれからも、赤十字の使命と基本原則に則り、いかなる状況下でも人間のいのちと健康、尊厳を守ってまいります。