令和5年度採用初期研修医募集
令和5年度採用の初期研修医を募集します。
病院見学のご案内
医学生病院見学会の開催のご案内
当院の臨床研修を希望する医学生を対象に病院見学会を開催いたします。
臨床研修の必修化に伴い医学生の皆様は、研修先病院についていろいろ研究をされていることと思います。実際に自分の目で見ていただくことで、より理解を深め、また当院の魅力を感じていただきたいと思います。
令和6年3月医学部卒業予定者で当院での臨床研修を希望される方は、下記を参照いただき、お申込みをお願いします。皆様のご参加をお待ちしております。
対象者 | 医学部学生(令和6年3月医学部卒業予定者) | |
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開催日時 | 令和5年3月27日(月)13:30~ 見学会は20名程度を予定しておりますが、 Zoomによるオンライン参加も可能です。 |
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当日の日程等 | 集合時間 | 13:30(時間厳守) |
集合場所 | 南館1階 研修室「会場案内図」をご参照ください。 | |
終了時間 | 16:00(予定) | |
持参するもの | 白衣・筆記用具・ネームプレート(普段ご使用のもので結構です) | |
見学内容 | 当院の卒後臨床研修についての説明、副院長・診療部長と見学者との質疑応答、病院内見学、現在当院で研修中の研修医との懇談など | |
申込手続 | 「医学生病院見学会参加申込書(PDF)・(word) 」をダウンロードし、必要事項をご記入の上、3月20日(月)までに下記申込先までメールにてお申し込みください。 ※1 メールの件名は「医学生病院見学会申込_(氏名)○○」としてください。 ※2 メール送信後、1週間以内に受付完了メールをお送りします。1週間経過しても受付完了メールが届かない場合は、お手数ですが、その旨をお知らせください。 | |
お申し込み・ お問い合わせ先 |
〒700-8607 岡山県岡山市北区青江二丁目1番1号 岡山赤十字病院 人事課 TEL:086-222-8811 FAX:086-222-8841 E-mail: ![]() |
当院初期臨床研修の概要
はじめに
岡山赤十字病院は、あなたのキャリアアップを応援します
医師になって最初の2年間は、最も重要な期間です。当院では毎年十数名の方が初期研修を修了していますが、皆さんどこでも通用する実力をつけています。
プライマリケアに必要な実力がつく
救命救急センター外来での研修で、幅ひろい疾患を経験することができます。2年間あれば、ほとんどの主要な疾患を経験できますが、これが臨床医にとって最も貴重な財産になります。
十分な指導を受けることができる
各部門の指導医がマンツーマンで指導します。上級医師のそばで見て、自分で考え、自分で行ってわからないことを質問する。また、たくさんの先輩(1年上の研修医や後期研修医)から身近に助言が得られます。
将来について考える材料と機会がある
いろいろな診療科で研修を行いながら将来について考えることができます。また院内だけでなく、岡山地区は情報が得られる研修会・研究会などの機会が多数あります。
研修生活を楽しむ
研修生活は当直業務など決して楽ではありません。ただし当直回数は月3-4回とし、当直明けには帰宅できるなど過労にならないように配慮しています。夏季休暇などのリフレッシュのための年休も保障されています。また、なによりもたくさんの研修医仲間や先輩との交流があります。当院では、いまだかつて研修を中断したひとはひとりもいません。
研修医の声を後輩の研修に生かしています
例年、研修医のアンケートなどで研修医の意見を取り入れて翌年からの研修のやり方を変更改善するように努めています。あなたの声も後輩のために聞かせてください。
百聞は一見にしかず
ぜひ、病院実習や見学会で体験し、先輩研修医の声を聞いて参考にしてください。
先輩研修医の声
1年目研修医 I
初めまして。初期研修先として岡山赤十字病院を選んだ理由が2つあります。
1つ目は、救急を1年目から重点的に勉強することができる点です。当院は3次救急の病院であり、軽傷から重症例、また、common diseaseを幅広く経験することができます。初期対応から処置や診断、画像読影など幅広く経験することができ、上級医の先生からのご指導も手厚いため救急での対応を1から学ぶことができます。今後どの科に進むにしても大変役に立つ知識や手技がたくさん経験できますのでおすすめです。
2つ目は、市中病院でありながら多くの科がそろっている点です。研修医1年目の段階で志望科が決まっている方もいれば、迷っている方もいらっしゃると思います。当院は多くの科を研修医の内にローテートすることができますので、2年間で方向性を決めやすいと思います。2年目になると自分の希望する科を研修することができますので、興味のある科を研修することが可能です。
少しでも当院を迷われている方は是非見学に来てください。
2年目研修医 B
当院での初期研修の特徴ですが、3次救急まで対応している医療機関であり、内科系・外科系ともに軽症から重症な症例に常に触れることができます。最初は慣れなくても上級医と一緒に救急に入り、回数を重ねることで、問診、診察、症状に対するアセスメント、検査の選択、結果の解釈、診断と必要な処置の判断という過程がスムーズになり、研修を終えるころにはの症例の初期対応は初期研修医だけで対応できるようになります。人手がいるような大変な症例や判断に困る症例などは上級医や他の専門医に相談し、一緒に診療をしていただけます。最近では新型コロナウイルスの流行により発熱外来も救急外来の業務に組み込まれており、上級医からのフィードバックもあるため鑑別力が上がる機会がより増えています。また、様々な手技を研修1年目から多く経験することができることも特徴で、各科をローテートすることでルート・A-line確保、PICC・CV挿入、挿管、シーネ固定、創部の縫合などの手技や腹部エコー、上部消化管内視鏡などの検査を経験できます。
最後に初期研修をする上で欠くことのできない最大の魅力についてですが、親しみやすく経験豊富な上級医・コメディカルのスタッフに恵まれていることです。どこで初期研修をしようが将来的には大差はないと言われることもあるかと思いますが、働く環境や雰囲気が合っていることは重要だと思います。
機会が減っているかもしれませんが、ぜひ一度病院見学や実習に来て実際に先輩となる研修医に話を聞いてみてよく比較して自分に合った研修先を選んで下さい。
みなさんと一緒に働くことができる日を楽しみにしています。
シニアレジデント K
私は岡山赤十字病院で2年間の初期研修を行い、引き続き当院で専攻医として勤務いたしました。引き続き当院での研修を選択したのは、継続して研鑽を積みたいと考えたからです。当院での初期研修の状況を踏まえて、これからその魅力をお伝えしたいと思います。
当院は3次救急まで対応しており、初期研修医が初期対応を担当できることが魅力の一つになります。もちろん、上級医の先生も傍で見守ってくれており、困った場合は直ぐに相談に乗ってもらえ、共に初期対応に参加していただけます。また各診療科をローテ―トする際には、基本的には指導医制がとられ、上級医の先生より密にご指導頂けます。また、昨今JOSLERにおいて様々な症例を受け持つ必要がありますが、不足した症例については、各診療科の先生方と相談のもと、受け持たしていただいております。また医局内の垣根も低く、困った症例を相談する際には、各診療科の先生方から身近に助言をいただくことができます。コメディカルのスタッフの方々もとても優しく、困った際には丁寧に教えてくださいます。
当院は親身に対応してくれる上級医の先生や医療スタッフが多く、知識だけでなく技術を磨く環境も整えられています。当院の魅力については、まだここで書き足りないほど、たくさんの魅力が詰まった病院です。是非一度でも岡山赤十字病院へ見学にきていただき、その魅力に触れていただけたらと思います。
シニアレジデント M
初めまして。私は初期研修から引き続き外科専攻医として勤務しています。外科を志望する立場から当院での2年間の初期研修を振り返り、経験、特徴を紹介します。
当院の最大の特徴の一つは、救急症例が多い点です。当院は三次救急救命センターを有する救急病院であり、昨年度は年間4466台の救急車が搬入され、救急外来受診患者数は2万人を超えます。初期研修開始直後から、救急外来患者の問診、診察を行って鑑別疾患を挙げ、必要な検査をオーダーする、といった実践的な業務を行うこととなり、戸惑うこともあるかと思います。しかし、当院では必ず上級医のバックアップがついており、適切な指導、フィードバックを得ることで、2年間で習得が必要とされる初期診療に対する知識、手技を安全に学べる環境が整っています。
当院は岡山大学広域外科専門研修プログラムの連携施設Aに指定され、外科専攻医として2年間研鑽を積む施設となっています。消化器(上部・下部・肝胆膵)、呼吸器、乳腺、心臓血管と多くのサブスペシャリティーを有し、豊富な症例数のもと、各領域のエキスパートから丁寧な指導を受けることができ、2年目からは腹腔鏡下虫垂切除術、胆嚢摘出術などの執刀の機会が与えられ、いち早く外科医として修練を始めることができます。また、麻酔科研修が充実しているのも特徴です。初期研修医としてまず習得すべき末梢血管、動脈ライン確保、気管挿管、CV挿入はこの期間に身につけます。私自身は2年間で6ヶ月間麻酔科をローテートしましたが、2年目からは上級医のバックアップのもと麻酔の導入、維持、覚醒までを主導で行い、一通りの麻酔管理、対応を学ぶことができました。
最後に、労働環境への対応も充実しています。定期的に行われる研修アンケートでは、毎回初期研修医から辛口な意見が寄せられ、研修内容に反映されています(笑)
様々な点で充実した研修生活を送ることができる当院は非常に魅力的だと思います。当院での初期研修、専攻医研修を考えている方は、ぜひ一度、見学にお越しください。
臨床研修について
【初期研修について】
2023年度臨床研修の概要
平成16年に始まった医師臨床研修制度は、現在、内科、救急、地域医療、外科、精神科、産婦人科、小児科の7科目と一般外来が必修科目です。
2021年度、岡山県は、研修医募集定員200名に対して195名がマッチし、良好な成績でした。全国的にみても、大都市圏についで研修医が多数集まる地域になっています。
【岡山赤十字病院臨床研修プログラムの概要】
1年目には内科6か月、外科2か月、精神科1か月、救急2か月の必須科目と1か月の選択研修科目を研修します。救急の研修期間のうち1か月間麻酔科で研修しますので、救急については、1年目の1か月と、2年間を通じた救命救急センターでの当直、日直を当てることになります。また救急外来での研修は、他の必修研修期間と重ならないように配慮して、選択研修期間中に最低でも8週に該当する40回を想定しています。
2年目には、選択研修科目の地域医療1か月、小児科1か月、産婦人科1か月の研修を行います。残りの9か月間が選択研修期間であり、研修医の希望に応じて様々な診療部門で研修を行うことになります。
また一般外来研修については、内科、小児科研修期間に並行研修として実施しています。
精神科研修は、岡山大学病院精神科神経科、岡山県精神科医療センターあるいは慈圭病院で研修を行います。2年目には地域医療研修を湯原温泉病院、成羽病院、備前病院、日生病院、瀬戸内市民病院、金田病院、渡辺病院、哲西町診療所、矢掛病院のうちの2病院であわせて1月間研修予定です。また、岡山県赤十字血液センターにおいて血液事業に関する研修を行います。
選択研修については、10か月間研修医自身の将来の専攻科を中心に診療科を選択し、選択研修プログラムにしたがって研修を行います。
当院での臨床研修の特徴は、救命救急センターでのプライマリケアの研修であり、在籍する診療科にかかわらず2年間を通じて救急医療にかかわることです。週1回程度の頻度で救命救急センター外来での、当直・日直を行います。これによって幅広い疾患を経験することが可能であり、十分な救急診療能力が養成されます
また、2年目の選択研修の期間を中心に、総合病院である当院の特徴を生かして、幅ひろい分野の中から研修医の将来の専攻希望に応じた研修が可能です。
研修医には指導医を決めてマンツーマンの指導を行ない評価するだけでなく、年令の近い上級医師からも身近な指導を受けることが可能であり、いわゆる屋根瓦方式を実践しています。
自治医科大学卒業研修医、岡山県地域枠卒業生も本プログラムに沿って研修を行いますが、へき地診療の重要性の観点から地域医療研修は別に調整する場合があります。
当研修プログラムに定められていない病院等での診療はできません。
研修病院・施設
基幹型臨床研修病院 | 岡山赤十字病院 |
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協力型臨床研修病院 | 岡山大学病院精神神経科 |
岡山県精神科医療センター | |
慈圭病院 | |
真庭市国民健康保険湯原温泉病院 | |
高梁市国民健康保険成羽病院 | |
備前市国民健康保険市立備前病院 | |
備前市国民健康保険市立日生病院 | |
瀬戸内市立瀬戸内市民病院 | |
社会医療法人緑壮会金田病院 | |
医療法人思誠会渡辺病院 | |
社会医療法人哲西会哲西町診療所 | |
矢掛国民健康保険病院 | |
臨床研修協力施設 | 岡山県赤十字血液センター |
研修の実際
研修医は、着任当初、研修管理委員会が主催するオリエンテ-ションを受けるとともに、社会保険医療担当者集団指導を受け、保険医登録を申請し、臨床研修の現場に入ります。
研修医は、必修科目として1年目に内科6か月、外科2か月、精神科1か月、麻酔科2か月と1か月の選択研修科目のローテイション研修を行います。このうち麻酔科研修の1か月間が救急部門のブロック研修に該当します。また、救急部門の残り8週間については、2年目の選択研修期間中の救命救急外来での日直・当直40回を当てることにしています。精神科の研修は、岡山大学病院精神科神経内科、岡山県精神科医療センターあるいは慈圭病院で行います。
2年目には地域医療1か月、小児科1か月、産婦人科1か月の必修研修を行います。地域医療研修は、湯原温泉病院、成羽病院、備前病院、日生病院、瀬戸内市民病院、金田病院、渡辺病院、哲西町診療所、矢掛病院のうち1施設あるいは2施設で4週間実施する。2年目の研修計画については、2年目の研修となる年の2月末日までに決定することになっています。
また、一般外来研修については、内科、小児科研修中に行う予定です。この研修は、週1回程度の頻度で曜日を決めて並行研修として実施し、2年間のうちに最低でも20回は実施する計画です。
最も重要であるプライマリケアの幅ひろい診療能力を養成するために、一般外来だけでなく、在籍する診療科にかかわらず2年間を通じて救命救急センターでの救急医療を研修します。2年間を通して、週1回程度の頻度で日直・当直勤務として内科系、外科系、小児科の救急診療を行います。救急研修は、最初は上級医師の診察を見学し、次の段階では上級医師の監視のもとに診療し、2年目になるとまず独自で診察してその後上級医師に相談するというように、段階を踏んで研修を勧めていくよう設定されています。また、1年目の研修医を対象に救急医療に関する内容を中心に週1回の頻度で講義、実習、症例検討会を開催し、レベルアップを図っています。また、働き方改革が進んで、夜間当直は日常業務として扱い翌朝は帰宅できる体制になっています。
1年目の内科研修については、総合内科、血液内科、消化器内科・肝臓内科、呼吸器内科、循環器内科、糖尿病・内分泌内科、腎臓内科、膠原病・リウマチ内科、脳神経内科、脳卒中科の10部門のうち3~4部門程度をローテイションします。医師として最も基礎的な問診、診察、鑑別診断、指示、処方などの能力を養成することが主眼です。指導医のもとで、10名程度の入院患者の副主治医として入院診療研修を行います。また、超音波検査、胃カメラ検査、胃レントゲン検査などを週1回の頻度で研修を行います。またCPCに参加し症例呈示、討論、レポート作成を行います。
麻酔科での研修は、2次3次救急患者診療、ICU患者管理、手術麻酔を通じての気管内挿管、血管確保などの技術を修得します。
外科においては、創傷処置、縫合、穿刺、切開などの外科的処置の基本技術を修得する。また開腹、開胸、鏡視下手術の助手として手術に参加し、術後管理を経験します。
小児科、産婦人科はそれぞれの必修項目を中心に小児科病棟、周産期母子医療センターでの研修と、救命救急センターでの小児救急医療を経験します。
精神科研修は岡山大学病院精神科神経内科、岡山県精神科医療センターあるは慈圭病院において必修項目を中心に研修します。
2年目の地域医療研修は、岡山県内の9病院において、在宅医療などの患者生活の場での医療、へき地医療の現場を経験します。
1年目の1か月と2年目の残り9か月間が選択研修期間です。この期間は、研修医が自身の将来の専攻科を中心に診療科を選択して研修する期間です。当院は総合病院であるため、多数の診療科の中から単独の診療科で選んで研修することも可能ですが、診療科を複数選択して組み合わせることも可能です。
以下にローテイション例を図示します。期間は月数で表します。
1年目
内科(6) | 外科(2) | 精(1) | 救急(2) | 選択(1) |
精:精神科 救急研修のうち1月間は麻酔科研修である。
2年目
地(1) | 小(1) | 産(1) | 選択研修(9) |
地:地域医療 小:小児科 産:産婦人科
研修医の募集定員、募集方法など
募集定員 | マッチングによる採用定員は、1学年14名です。それ以外に、自治医大卒業生の応募があれば、1名採用します。 |
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募集方法および選考方法 | 病院ホームページ上で公募を行い、応募者について8月に小論文、面接試験を実施します。その後、医師臨床研修マッチング協議会が行うマッチングシステムによって内定者を決定します。3月の医師国家試験の発表を待って正式に採用を行います。 |
研修医の処遇
雇用形態 | 常勤嘱託職員 |
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給与 | [1年次]基本給269,500円/月、支給月額約435,000円、 賞与600,000円/年、年収約5,820,000円 [2年次]基本給309,500円/月、支給月額約509,000円、 賞与700,000円/年、年収約6,808,000円 賞与:年2回(夏期、冬期) 手当:通勤手当、時間外手当、宿日直手当など |
勤務時間 | 平日午前8時30分より午後5時まで、休憩時間:45分 |
休日 | 土・日曜日、国民の祝日、創立記念日(5月28日)、年末年始(12月29日~1月3日) |
年次有給休暇 | 1年目24日 2年目24日 |
福利厚生 | 社会保険、職員宿舎、職員食堂、院内保育園、互助会(体育・文化活動) |
医局会 | 投票権あり |
学会関連事項 | 年会費一部支給 学会出張費・参加費(年1回支給される。これとは別に、発表者には支給される。) 医学雑誌投稿補助 |
見学をご希望の方は、希望診療科、希望実習内容、希望日時(3日ほど)をお知らせの上、
人事課までE-mailでご連絡ください。追ってご連絡させていただきます。
E-mail: