病院見学のご案内

岡山赤十字病院では、各診療科の見学を随時受け入れております(土日祝日、病院休診日除く)。
見学をご希望の方は、希望診療科、希望実習内容、希望日時(3日ほど)をお知らせの上、
人事課までE-mailでご連絡ください。追ってご連絡させていただきます。
E-mail:

平成31年度後期臨床研修医の募集について

【募集科】 内科(内科系総合プログラム)、外科、整形外科、小児科、脳神経外科、麻酔科、救急部(総合救急プログラム)等
【募集定員】 若干名
【研修期間】 原則として平成31年4月1日から3年間(但し1年毎契約更新)
【応募資格】 医師免許証を取得し、厚生労働省が定める2年間の初期臨床研修を修了(見込み)の者
緩和ケア研修を修了していることが望ましい。(当院は、地域がん診療連携拠点病院のため)
【応募期間】 平成30年9月3日(月)から 平成30年10月31日(水)まで(必着)
【応募書類】 ① 履歴書(写真添付)、自己紹介書(様式1)
② 自己申告書
③ 臨床研修修了証書、または同修了見込証書
④ 施設長の推薦状 (様式は問いません)
⑤ 医師免許証の写し
【選考方法】 面接
【選考日】 平成30年11月14日(水)15:00~
【連絡先】 岡山赤十字病院 人事課
Tel:086-222-8811(内線21980)  Fax:086-222-8841
E-mail: 
URL: http//www.okayama-med.jrc.or.jp

後期臨床研修 概要

 新しい専門医制度は平成30年度から始まりました。ご存じのように専門研修は18領域あり、皆さんはどれか一つを選択して専門研修を始めることになります。
 岡山地区では、内科領域以外のほとんどの領域が岡山大学のプログラムになります。当院においても基幹施設となるのは内科領域だけで、他の専門分野は岡山大学のプログラムの連携施設として研修を行うことになります。
 昨年までは、内科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、麻酔科、放射線科などの診療科について後期研修医を採用してきましたが、来年度以降についても特に変化はありません。ただし専門研修プログラムについては、先ほども述べたように当院独自のものは、内科専門医プログラムです。他の診療科については岡山大学のプログラムになりますので、岡山大学での手続きが必要になります。詳しくは、それぞれの診療科の責任部長にお問い合わせください。それではいくつかの領域について具体的にご説明したいと思います。

①内科専門研修
②外科専門研修
③小児科専門研修
④整形外科専門研修
⑤リハビリテーション科専門研修
⑥脳神経外科専門研修
⑦麻酔科専門研修
⑧救急部専門研修

プログラム紹介

内科専門研修

 当院の内科専門医研修は、基幹病院として独自のプログラムを持つとともに、岡山大学病院、岡山医療センター、川崎医科大学附属病院の連携施設として他院のプログラムにも参加を計画しています。
 また、平成31年度からは、新たに倉敷中央病院と双方向で連携することになりました。それでは、岡山赤十字病院内科専門医研修プログラムについて概略をご説明します。

岡山赤十字病院内科専門医プログラム

プログラムの特色

 基幹施設である岡山赤十字病院と岡山県内の連携施設、特別連携施設で病院群を形成し内科専門医研修を実施します。研修体制を確立し、誰でも無理なく必要な経験目標を達成できる環境を整備します。
 2年間の初期研修が修了した医師が対象です。プログラムは1本ですが、その研修対象者や研修期間の違いによって、二つのコースを想定しています。
 一般コースは、基幹病院での研修を主体とした通常の後期研修であり最低3年間で修了することを想定しています。
 地域コースは、主に自治医大卒業生や地域枠卒業生を対象としたコースでこのコースにおいては、県内の連携施設あるいは特別連携施設での研修のウエイトが大きくなることを想定しています。研修期間も一般コースよりは長くなり、4~5年は必要と予想されます。
 どちらのコースにおいても、施設ごとの研修期間は基幹施設で最低でも1年間、また連携施設あるいは特別連携施設においても最低でも1年間は研修を行うこと想定しています。

研修施設

基幹施設 岡山赤十字病院 (500床)
連携施設(高次機能・専門病院) 岡山大学病院(805床)
連携施設(地域中核病院) 岡山医療センター(609床)
倉敷中央病院(1166床)
連携施設(地域密着型病院) 金田病院 (172床)
児島市民病院 (198床)
玉野三井病院 (143床)
特別連携施設 地域密着型病院 成羽病院 (自治医大卒業生派遣先、96床)
備前病院(90床)
湯原温泉病院(自治医大卒業生派遣先、105床)
大原病院(自治医大卒業生派遣先、80床)
鏡野病院(自治医大卒業生派遣先、98床)
日生病院(92床)
瀬戸内市民病院 (110床)
渡辺病院(自治医大卒業生派遣先、88床)
岡山赤十字病院玉野分院(83床)

 連携施設としては、高次機能・専門病院である岡山大学病院、地域中核病院である岡山医療センター、倉敷中央病院以外に岡山県全域にある地域密着型病院である12施設が含まれています。このうち7病院は以前から当院の初期臨床研修の地域医療研修の協力施設であり、巻末に施設の紹介が掲載されています。また、自治医科大学卒業生の派遣先5病院が全て含まれています。岡山県全域において、専攻医の皆さんの様々な要望に添えるように計画してあります。

指導医

1.岡山赤十字病院
 (指導医28名)
プログラム統括責任者 岡崎 守宏
総合内科 宮下雄博部長、藤原隆行副部長
糖尿病・内分泌内科 早川信彦部長
血液内科 竹内誠部長 藤井総一郎部長
消化器内科、肝臓内科 小橋春彦部長、井上雅文部長、歳森淳一副部長、
原田亮副部長、難波真太郎医長、安井稔博医長
呼吸器内科 別所昭宏部長、佐久川亮副部長、細川忍副部長、
塩尻正明副部長、深松伸明医師
循環器内科 佐藤哲也部長、斎藤博則副部長、福家聡一郎副部長、
湯本晃久副部長、田中正道医長、大澤和宏医長
膠原病・リウマチ内科 小山芳伸部長、樋口俊恵医師
腎臓内科 蒲生直幸部長
脳脳神経内科 武久康部長
脳卒中科 岩永健部長
2.岡山大学病院
3.岡山医療センター
4.倉敷中央病院
5.金田病院(指導医2名) 水島孝明院長、海野正俊内科部長
6.児島市民病院(指導医3名) 江田良輔院長、金澤潔内科医長、三宅康広消化器内科医長
7.玉野三井病院(指導医1名)

定員

1学年8名

研修の実際

1.一般コース

 一般コースは基本的には、主たる研修期間を基幹施設において研修するコースであり、3年間での修了をめざします。ただし、専門研修2年目以降に、最低1年間を連携施設あるいは特別連携施設で研修を行います。社会的に求められている地域医療に配慮して、最低でも6カ月間は地域密着型病院での研修を行う方針です。大病院だけではなく、地域密着して幅広い医療の経験は研修の一貫として重要であると考えています。
 また、将来の専攻領域としてのsubspeciality研修について、3年間のうち最長2年間までは認められています。
 岡山赤十字病院の内科部門は、入院病棟や専門分野を考慮して以下の6グループに分かれます。①総合内科、糖尿病・内分泌内科、血液内科(4南病棟)②呼吸器内科(5南病棟)③膠原病・リウマチ内科、腎臓内科(6南病棟)④消化器内科、肝臓内科(7南病棟)⑤循環器内科(3西病棟)⑥脳脳神経内科、脳卒中科
 原則的には、最初の2年間(卒後3年目、4年目)は、3~4か月単位で複数部門を研修し必要な症例を網羅できるように配慮します。
 救急診療については、内科系救急当直、日直を月4回程度実施します。CCU当直は、循環器内科の研修中に経験します。
 外来診察は、週1回曜日を決めて新患患者を中心とした外来診療を行います。
 また、臨床研究・治験センターでの学術的な活動に参加します。毎年一回は内科学会中国地方会などでの学会発表を行い、論文投稿を経験します。
 研修計画の1例を示します。

1年目
総合・糖尿・血液(4) 循環器(4) 脳神経・卒中(4)
2年目
連携施設A(6) 連携施設B(6)
3年目
消化器・肝臓(4) 呼吸器(4) 腎臓・膠原病(4)
2.地域コース

 このコースは、自治医科大学卒業生あるいは岡山県地域枠の研修医を対象として想定したものです。岡山県の地域医療に支障がないように、連携施設あるいは特別連携施設での研修期間が長くなると予想される。無理なく研修を行うためには、3年間修了ではなく4年間あるいは5年間は必要と思われます。また、十分な経験目標を達成するためには2年間程度は基幹施設での研修が必要ではないかと考えられます。研修計画の1例を示します。

専攻医1年目 専攻医2年目 専攻医3年目 専攻医4年目
基幹施設 連携施設A 特別連携施設B 基幹施設

主要な疾患の年間診療件数

岡山赤十字病院での平成26年の年間入院患者件数は以下のとおりです。
13領域の全てにおい十分な症例数を有しています。

消化器 胃がん210件、慢性胃炎114件、大腸ポリープ129件、大腸癌230件、肝硬変68件、腸閉塞105件
循環器 不安定狭心症43件、急性心筋梗塞78件、労作性狭心症164件、陳旧性心筋梗塞82件、心房粗・細動118件、心室頻拍・心室細動20件、徐脈性不整脈35件、僧帽弁膜症20件、大動脈弁膜症36件、肺血栓塞栓症27件、心筋症24件、閉塞性動脈硬化症28件、心不全248件
内分泌・代謝 1型糖尿病16件、2型糖尿病357件、糖尿病性網膜症74件、糖尿病性腎症112件、糖尿病性神経障害50件
血液 出血性貧血17件、鉄欠乏性貧血14件、悪性リンパ腫215件、DIC13件
腎臓 ネフローゼ症候群20件、慢性糸球体腎炎7件、脱水など48件、急性腎盂腎炎25件
呼吸器 慢性下気道感染症120件、細菌性肺炎66件、嚥下性肺炎115件、肺結核3件、非結核性抗酸菌症22件、COPD67件、気管支喘息56件、サルコイドーシス7件、肺癌625件、気胸45件、急性呼吸不全31件、慢性呼吸不全22件
脳神経 脳梗塞153件、TIA33件、脳出血11件、髄膜炎・脳炎20件、多発性硬化症4件、慢性炎症性脱髄性ニューロパチー42件、パーキンソン病16件、てんかん12件、脳腫瘍80件
膠原病 関節リウマチ88件、SLE2件

年次ごとの症例経験達成目標を達成するための具体的な研修の目安

・専門研修1年:内科学会カリキュラムに定める70疾患群のうち、20疾患群 以上を経験し、また病歴要約10編以上を記載し、日本内科学会専攻医登録評価 システムに登録することを目標とします。
・専門研修2年:この年次修了までには、少なくとも45疾患群以上を経験し、 病歴要約29編すべてを記載して登録評価システムに登録することを目標とし ます。
・専門研修3年:カリキュラムに定める全70疾患群を経験し、計200症例以上 を経験することを目標とします。

外科専門研修

 平成30年度からの新専門医制度による外科専門研修は基幹施設を中心とした病院群によるプログラム制となるため、当院での外科研修開始を希望する場合は原則として「岡山大学広域外科専門研修プログラム」に専攻医として登録することが必要となります。「岡山大学広域外科専門研修プログラム」では、基本的に3年間の専門研修のうち基幹病院(本プログラムでは岡山大学病院)で6か月、連携施設で2年6か月の研修を行います。当院では連携施設A群として後期研修医1年目と2年目の2年間(卒後3年目と4年目)にわたり、一般外科/消化器外科/呼吸器外科/乳腺・内分泌外科/心臓血管外科/救急など幅広い分野での外科研修を行います。

当院での2年間での外科専門研修中の目標経験症例は400例以上(術者120例以上)としています。

1年目(卒後3年目)

 上部消化管外科、下部消化管外科、肝胆膵外科、呼吸器外科、乳腺・内分泌外科、心臓血管外科を指導医の下で研修します。それぞれの分野の手術を主治医かつ術者として担当することを目標とします。 急性虫垂炎、鼠径ヘルニア、胆石症、外傷、気胸など、基本的な疾患はその時の研修分野に拘わらず主治医となってできるだけ執刀医として研修します。また、月約3回救命救急センターの当直があり、救急医療の研修を行います。

2年目(卒後4年目)

 原則として、2年目には1年目に担当しなかった分野の研修を行い、2年間で上部消化管外科、下部消化管外科、肝胆膵外科、呼吸器外科、乳腺・内分泌外科、心臓血管外科全ての分野の研修を指導医の下でおこないます。それぞれの分野の手術を主治医かつ術者として担当することを目標とします。 急性虫垂炎、鼠径ヘルニア、胆石症、外傷、気胸など、基本的な疾患はその時の研修分野に拘わらず主治医となってできるだけ執刀医として研修します。また、月約3回救命救急センターの当直があり、救急医療の研修を行います。

修得できる専門医(受験)資格等

日本外科学会外科専門医等

「岡山大学広域外科専門研修プログラム」に関しての詳細はプログラムの公式ホームページを参照ください。

小児科専門研修

 当科は岡山大学病院小児科医専攻研修プログラムの研修連携施設です。当科での研修の目標は、 初期研修で習得した一般小児科の知識、技能および医療人としての態度をさらに深め、一般小児科 専門医として通用する診療能力を身につけることを目指しています。一次から三次までの救急医療 が病院の大きな仕事ですが、決して無理な労働を強制するわけではありません。3年間の研修を続 けていくための自己健康管理ができることが必須です。「和気あいあい」が小児科のモットー で、医師だけでなく他職種のスタッフと仲良くやっていける人材を求めています。

1)研修プログラム

1年目(一般小児科診療の研修)
  • 一般的な小児疾患に対する初期診療において対応できる能力を習得します。
  • 患者やその家族に病状と治療計画を納得がいくように説明するスキルを習得します。
  • 当直医として、小児救急疾患の初期診療に対応できる能力を習得します。
  • NICU業務に従事し、新生児および未熟児診療の基本を習得します。
  • 乳児健診や予防接種業務を通じ、小児保健の知識と基本技術を学びます。
2年目(専門小児科診療の前期研修)
  • さらに進んだ各専門領域(感染免疫、内分泌、アレルギー、神経、遺伝、血液、循環器、新生児・未熟児など)での研修をします。
  • 乳児健診や予防接種以外に、小児科一般外来業務を開始します(週1〜2回)。
  • 学会発表、指導のもとで論文作成、医学生の教育を行います。
3年目(専門小児科診療の後期研修)
  • 半ば独立して外来・入院の診療を行い、専門領域診療の手伝いをします。
  • 上級シニアレジデントとして、初期研修医の指導と医学生の教育にも当たります。
  • 病院各種研修会や地域連携小児科医会での講師を勤めます。
  • 小児科専門医資格試験への準備をします。

2)当施設の特徴

  • 年間の入院数が多く、多岐に亘った疾患を診療しています。
  • 一次から三次までの小児救急医療を積極的に行っており、幅広く小児の急性期疾患を経験できます。
  • 多くの専門領域でスペシャリストから指導を受けることができます。
  • 後期研修医の学会発表や論文作成を積極的に奨励しています。
  • 近隣に位置する特定機能病院(大学病院など)と臨床研修上で連携があり、高度の先進医療技術を学ぶこともできます。
  • 災害時の医療活動や糖尿病キャンプなどの社会活動に参加できます。

3)業務状況

 入院患者については、指導医のもとに副主治医として研修します。外来患者については、1年目は救急外来および予防接種外来を、2年目以降はさらに一般外来を週1〜2回担当します。3年間 の研修期間に、指導医だけでなく各専門領域の医師より専門検査や特殊処置技術の習得が可能です。NICUおよび救命救急センターの業務として月平均5回の日当直、および1〜2回準夜勤 (土日祝日)に従事することになります。当直明けは午後から帰宅でき、準夜勤に対しては代休が認められています。
 また、国際学会を含む各種学会への参加を積極的に推奨・援助しています。

取得できる専門資格
 研修後に取得できる資格:日本小児科学会専門医
 継続研修により取得できる資格:日本周産期・新生児学会専門医(暫定)

整形外科専門研修

 一般整形外科臨床医としての知識と技術を獲得し、日本整形外科学会専門医を取得する資格を得ることを目標にしています。このプログラム終了時にはsubspecialityについても研修が出来るレベルを目指します。

整形外科研修プログラム

         
1年目 2年目 3年目 4年目 終了後
前半 後半 前半 後半 前半 後半 4~9月 10~12月 1~3月
岡山大学病院 岡山赤十字病院 岡山大学病院
または
連携施設
岡山赤十字病院 岡山大学病院 岡山赤十字病院
岡山赤十字病院 岡山大学病院
外傷外科、脊椎外科、上肢外科、関節外科の各グループをローテーションしていきます。
3ヶ月間はリハビリテーション科の研修。

(当院は救命救急センターを有しており骨折、多発外傷も多く、各グループに割り当てられた外傷症例に、麻酔科・外科・脳外科など他科とも協力して対応していきます。すなわち外傷例は常に研修対象となります。)

修得できる専門医(受験)資格等

日本整形外科学会専門医
日本手外科学会専門医
日本リウマチ学会認定リウマチ専門医等

リハビリテーション科専門研修

 当院は、岡山大学病院リハビリテーション科専門医研修プログラムの連携研修施設Aとなっています。このプログラムでは、岡山大学病院を基幹研修施設として、岡山赤十字病院ほか、川崎医科大学附属病院、吉備高原医療リハビリテーションセンター、旭川荘療育・医療センター、岡山市立市民病院、岡山済生会総合病院、岡山リハビリテーション病院、福山市民病院、かがわ総合リハビリテーションセンター、神戸赤十字病院など多数の施設が連携研修施設となっており、様々な領域の疾患について、急性期から回復期まで経験できるようになっています。
 研修プログラムは最初6ヶ月の岡山大学病院での研修の後は各研修施設(岡山大学病院を含む)を選択しての研修(ただし回復期病院に6ヶ月以上の在籍を含むことが必須)が可能となっており、リハビリテーション科専攻医のニーズに合わせたきめ細かいプログラム設定が可能です。

例)
1年目 2年目 3年目
岡山大学病院 岡山赤十字病院(選択期間) 回復期病院 選択期間

 岡山赤十字病院は三次救急にも対応する救命救急センターを持ち、当リハビリテーション科では外傷などの運動器疾患、脳卒中、心疾患、呼吸器疾患など急性期病院におけるリハビリテーションに関しては幅広い分野の疾患をほぼ網羅しているのが特長です。また地域がん診療連携拠点病院としてがん診療にも力を入れており、リハビリテーション科としてもがんのリハビリテーションにも積極的に取り組んでいるところです。

脳神経外科専門研修

 脳神経外科手術のできる医師になることを目指します。脳神経外科手術の技術は一朝一夕では習得できません。後期研修3年間は手術をしていく上で重要となる足腰を鍛える時期です。この3年間を無駄なく有効に研修を受けることが将来の術者として羽ばたくための必須条件ともいえると思います。
 当科の手術件数は、現在年間200例程度です。内容としては脳動脈瘤、脳動静脈奇形、脳腫瘍(良性、悪性)、機能外科(微小血管減圧術)、頭部外傷、脊髄手術、血管再建術等幅広い範囲となっております。当科には現在2人の指導医がおりますが、研修の3年間は特に特定の指導医に付かず研修を行っていくことになります、すなわち2人が指導医であり、全手術例に加わってもらうことになります。基本的にできるであろうと思われることは指導医の監督のもと、1年目からでも執刀医をやってもらうこともあります。当院は三次救急病院で必然的に救急対応をしていかねばなりません。麻酔科医、救急医にレベルの高い救急対応、全身管理を学ぶことも可能です。
 さらに脳血管内治療外科もあり、脳血管手術のトレーニングも可能となり研修の幅がかなり広がるものと考えられます。
 将来レベルの高い脳神経外科術者を目指している方、どうぞ当科の門をたたいてください。かならず満足のいく研修をしていただけると思います。

脳神経外科研修

1年目 2年目 3年目
岡山赤十字病院 岡山赤十字病院 岡山赤十字病院・院外研修
脳神経外科、救急医療 脳神経外科、救急医療 脳神経外科、救急医療

取得できる専門医資格

日本脳神経外科学会専門医

麻酔科専門研修

 術前・術中・術後管理の一貫した麻酔管理を行うことのできるperioperative physicianとして、救急医療、ICU治療を行うことのできるcritical care physicianとして、さらに急性期の痛みから癌性疼痛を含む慢性痛の治療を行うpain clinicianとして“麻酔・救急医療・ICU・ペインクリニック”のすべての分野で活躍できる麻酔科医を育てます。麻酔科医として“麻酔・救急医療・ICU・ペインクリニック”のすべての分野を担って活躍しているのは、日本全国で岡山赤十字病院麻酔科だけです。岡山赤十字で研修を受けた麻酔科医はどこの病院に行っても患者さんのために手術室の枠を越えた大きな働きをすることができます。
 なお後期研修医は、専門医研修制度により後期研修期間の3年間を含めた4年間が麻酔科専攻医となります。岡山赤十字病院麻酔科は岡山大学プログラムの基幹研修施設(2017年度プログラムより専門研修連携施設)です。当院は専攻医に必要な症例数をすべて満たすことができます。3年間を後期研修プログラムに沿って岡山赤十字病院で研修を行い、4年目から麻酔科スタッフとして活躍します。また専攻医の4年目を岡山大学で行うことも可能です。

麻酔科研修プログラム

1年目 2年目 3年目
岡山赤十字病院 岡山赤十字病院 岡山赤十字病院
麻酔・救急医療・ICU 麻酔・救急医療・ICU 麻酔・救急医療・ICU・
ペインクリニック

 麻酔科医15人のスタッフで、年間3,000例以上の麻酔を術前から術後管理まで、12床の救命救急センターICUを24時間体制で、救命救急センターの専任医師としての外来診療を、ペインクリニック外来と手術室でのブロック治療をチーム医療で行っています。また、東日本大震災、熊本地震、西日本豪雨など大災害時にはDMAT、日赤救護班として災害の最前線へ赴き、被災者の救援に当たるとともに、それに備えた訓練を行っています。
 後期研修のプログラムは、このすべての領域に亘ってスタッフとともに診療を行い、EBMに基づいた世界のスタンダードの診断と技術を身につけるようにします。

取得できる認定医・専門医資格

 麻酔科標榜医、日本麻酔科学会認定医

その後の継続研修で取得可能な専門資格

 日本麻酔科学会専門医、日本麻酔科学会指導医、日本ペインクリニック学会専門医、日本集中治療医学会専門医、日本救急医学会専門医、日本周術期経食道エコー認定医

救急部専門研修

 救命救急センターおよび救急外来において、軽症から重症まで幅広い救急患者を的確な優先順位のもとに時期を逸することなく検査・治療を施行し、当該診療科を選択し適切な時期にアドバンストリアージするために、救急患者診療の基本的知識・技能・態度を習得することを目標としています。
 近隣および広域災害時に院内および救護班出動現場において、適切な災害医療を行うに必要な基本的な知識・技能・態度を習得できることを目指します。
 以上を基本的な考えとして2つの総合救急研修プログラムを立ち上げています。

1.脳・神経系救急プログラム

 脳神経内科、脳神経外科、脳卒中科と脳神経系の科が3つもある医療機関は県南東部では唯一無二です。本コースは、この救急脳神経の内科系・外科系コースが一体になった先進的なプログラムであり、日本国内でも例をみません。

  • 研修期間は原則として3年間。
  • 1年目又は2年目は、救急部、脳神経内科、脳神経外科、脳卒中科を各3ヵ月ずつ研修。
  • 志望を内科系(脳神経内科、脳卒中科)と外科系(救急部、脳神経外科)に分けて研修。内科系と外科系のコースが重なっても可。脳神経系だけでなく関連する他科の院内研修も可能。
  • 3年目は院外の医療機関での研修(脳血管内治療、リハビリテーションや地域医療など)も含めて最先端の専門的診療を研修。

脳・神経系救急研修プログラム(例)

1年目 2年目 3年目
岡山赤十字病院 岡山赤十字病院 岡山赤十字病院・院外研修












内科系:
 循環器内科、総合内科、血液内科、リハビリテーション科
脳神経内科・脳卒中科
院外:回復期リハ病院、在宅診療所
外科系
 脳神経外科、形成外科
救急部・脳神経外科
院外:脳血管内治療施設

 日本救急医学会専門医、日本脳神経外科専門医、日本内科学会認定内科医、日本内科学会認定
 内科専門医、日本脳神経内科専門医、日本脳卒中学会専門医の取得を目指します。

2.外傷救急プログラム

 外科、整形外科、脳神経外科、麻酔科等における救急外傷学を学び、外傷救急患者を総合的に診断治療できる医師を育てることを目的としています。将来の専攻は外科、整形外科、脳神経外科、麻酔科、救急科となりますが、専門分野に入る前に外科系各科の救急医学の基本的知識と技術を習得し、「すそのの広い」専門医を育成していきます。このコースを終了することで、救急専門医の受験資格が取得可能です。さらに救急専門医の資格を持つ外科、整形外科、手の外科、脳神経外科、麻酔科専門医を育成できます。

  • 本コースの所属は救急部。
  • 研修期間は原則として3年間。
  • 1年目:救急部および麻酔科、外科、整形外科、脳神経外科をローテイト。この期間の目標は外傷の術前の診断、処置などの救急初療ができるようになることです。各科のローテイトの期間は本人の熟達度、将来の専攻、本人の希望により柔軟に考えます。耳鼻咽喉科、泌尿器科、眼科の救急疾患についても対応可能とします。
  • 2年目:救急部・専攻科の研修。
  • 3年目:専攻科の研修と希望に応じて院外研修等さらに将来の専門医に向けての研修を行います。救急部チーフレジデントとして、後輩の指導を行ってもらいます。

外傷救急研修プログラム(例)

1年目 2年目 3年目
岡山赤十字病院 岡山赤十字病院 岡山赤十字病院・院外研修


外科 救急部 救急部(チーフレジデント)
整形外科
脳神経外科 専攻科 専攻科
麻酔科 院外研修

 日本救急医学会救急科専門医、日本外科学会外科専門医、日本整形外科学会専門医、日本手の外科学会専門医、日本脳神経外科専門医、日本麻酔学会専門医の取得を目指します。
 また、平成30年度からは岡山県救急科領域専門医研修プログラムに連携研修施設として参加予定です。