本校は、昭和10年に日本赤十字社岡山支部病院救護看護婦養成所として開設されました。 以来、戦前から戦後の歴史を経て87年、現在までの卒業生は2400名を超えています。そのほとんどの方は、隣接の岡山赤十字病院に就職して経験を積み、各種認定看護師などの資格を取得しながら各部署で活躍してきました。そして現在も多くの方が活躍中です。本校は、「人間を救うのは、人間だ」という赤十字の人道の精神に基づいた教育を通して、赤十字人としてまた社会人としての資質を育成し、同時に看護師としての高い技術と能力の習得に努めています。3年間の専門的講義と実習は、講師陣や実習施設に恵まれており、充実した学生生活が送れると思います。
授業と平行して、2年次になると「赤十字の看護師になるという志」を新たにする宣誓式があり、3年次には赤十字ならではの災害看護演習も経験します。1学年およそ40人の仲間とともに、励まし合い支え合いながら、目標とする看護師への道をしっかりと歩んでください。
本校は、赤十字の理念である人道を基調とし、豊かな人間性を育み 保健・医療・福祉の分野をはじめ、災害救護の現場で活躍できる基礎的能力をもった看護実践者を育成することを教育理念としています。
少子高齢化の進展、疾病構造の変化、医療の高度化・専門化など、看護を取り巻く環境が変化しています。また、相次ぐ自然災害に加え未だ収束しないコロナ禍は人々の健康と生活に大きな変化をもたらしました。このような状況で看護が果たす役割はさらに大きくなっています。
1・2年次は看護を展開する際に欠かせない科学的根拠に基づいた看護ケアを実践する際に必要となる基礎的知識を学び、基礎看護技術を習得し、3年次は臨地実習での体験を通し、さらに臨床判断能力や看護実践力を身につけていきます。また、講義や実習のみならずさまざまな学習体験を通して感性を磨き、コミュニケーション能力の向上、倫理観や地域社会へ貢献する意識の醸成を支援していきたいと思います。
「いのち」と「尊厳」をまもる人になりたいという想いをかなえるため、皆さんと共に学んでいきたいと思います。
赤十字は、人道(ヒューマニティー)を基盤とし、人間の生命と健康を守り、苦痛を予防・軽減し、国籍・人種・信条・政治および社会的立場のいかんにかかわらず、個人の尊厳と権利を確保することを目的としている。
本校は、赤十字の理念である人道を基調とし、豊かな人間性を育み、保健・医療・福祉の分野をはじめ、災害救護の現場で活躍できる基礎的能力を持った看護実践者を育成する。
※入学時は、入学金、前期授業料、前期施設整備費及び教科書代等270,000円の合計620,000円が必要
時期 | 学校全体 | 1年 | 2年 | 3年 |
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4月 | 始業式自治会活動 | 新入生オリエンテーション開始入学式 | ||
5月 | 日本赤十字社創立記念日 | 宣誓式 | 領域実習再開 | |
6月 | ||||
7月 | 夏季休業 | 血液センター見学 | 本社研修、基礎看護学実習II | |
8月 | 夏季休業終了 | |||
9月 | 基礎看護学実習I期 | 災害看護演習 | ||
10月 | 学校祭 | |||
11月 | 解剖見学、基礎看護学実習I後期 | |||
12月 | 冬季休業 | 統合実習 | ||
1月 | 冬季休業終了新年初めの会 | 領域実習開始 | ||
2月 | 看護師国家試験 卒業研修 看護観発表会 | |||
3月 | 終業式春季休業 | 卒業式 |