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糖尿病センター

糖尿病センターとは

糖尿病センターでは糖尿病専門医を中心に、総合内科と糖尿病・内分泌内科の医師とが協力して、年間に外来約2500名、入院約200名の糖尿病患者さんの診療にあたっております。入院では、はじめて糖尿病と診断された患者さんのために、治療を行いつつ糖尿病について色々学んでいただく教育入院と、糖尿病が悪化した場合のコントロール入院を主に行っております。

糖尿病地域連携パス

糖尿病専用の病診連携パスの利用や、開放病床、診療所の先生方との研修会など開業されておられる先生方との連携にも力を注いでおります。特に病診連携パスでは治療の主体は開業されておられる先生方で、当院では主に糖尿病合併症の評価のための検査を中心に、当院の糖尿病外来でも一緒に診察させて頂いております。また、糖尿病が悪化したときには入院治療なども行い、病診伴に連携して質の高い医療の提供に努めております。

チーム医療

糖尿病になって一番困ることは合併症という余病が出てくることです。合併症には色々ありますが、例えば網膜症になると視力が低下し失明に至ることがあります。腎症では進行すると透析が必要です。その他心筋梗塞や脳梗塞も起こし易くなります。この様に糖尿病では無症状に血管合併症が進行するため、早い時期からの適切な治療・管理が必要です。当院では糖尿病専門医、眼科医、看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、理学療法士によるチーム医療により、外来診療、糖尿病教室、糖尿病教育入院をはじめとした糖尿病診療を行っております。またこれら全職種が集まって行う合同カンファレンスでは一人の患者さんをすべての職種から検討を行い、入院から退院へ切れ間のない診療を目指しております。

認定施設

日本糖尿病学会認定教育施設

常勤医師・後期研修医募集

糖尿病の診療や糖尿病を通してチーム医療に興味をお持ちの先生方、また、これから糖尿病の専門医取得を考えておられる先生方の応募をお待ちしております。

糖尿病専門医取得のための研修内容

糖尿病の病態、診断、治療における正しい知識の習得に努めると共に、糖尿病は全身疾患であるので、糖尿病以外の各種領域の疾患もそれぞれの専門科と連携しながら診療し、内科全体の幅広い知識を身に付けながら糖尿病の基礎知識習得に努めます。

指導医・専門医より指示された症例に対し共に診療にあたるが、それぞれの患者の病態や合併症の評価、治療方針の決定について、また食事・運動療法の基礎、経口薬・インスリンの使用方法などについて研修を行います。

糖尿病診療はチーム医療なので、多職種とのカンファレンスに参加し、治療方針や療養方針などにつき情報を共有しながら、チーム医療の進め方を研修します。

糖尿病治療の根幹は療養指導であるとの考えから、食事・運動・薬物・日常生活指導について他職種のエキスパートと連携して患者指導について研修を行います。さらに病院糖尿病教室の講師、糖尿病ウォークラリーでの活動、糖尿病デイイベント、赤十字健康講座、岡山赤十字病院糖尿病患者会のイベントなど院内外において糖尿病教育及び啓発活動を行います。

このように3年間で糖尿病の基礎知識習得と患者管理を研修すると共に、学会・研究会活動についても研修を行う予定です。